【皐月賞】ドゥラメンテ圧巻の末脚でV

 「皐月賞・G1」(19日、中山)

 後方から運んだ3番人気のドゥラメンテが、4角で外斜行しヒヤッとさせながらも直線は驚異的な末脚を披露。母子4代G1制覇の偉業を達成した。M・デムーロは騎乗停止処分を科せられたが、レース歴代単独トップの4勝目。今後はダービー(5月31日・東京)で春2冠を目指し、秋には凱旋門賞・仏G1参戦も視野に入れている。2着は2番人気のリアルスティールで、3着には歌手・北島三郎が所有するキタサンブラックが奮闘した。

 カミソリのような有無を言わせぬ切れ味だった。他馬が止まって見えるほどの圧巻の末脚を発揮したドゥラメンテが、牡馬クラシックの1冠目を手にした。

 終わってみれば完勝。だが、ヒヤリとするシーンもあった。道中は後方13番手を追走。3角手前から馬群を縫うように徐々に進出したが、4角で“事件”は起こった。コントロールが利かなくなり、外へ大きく約5頭分の斜行。M・デムーロは「4角では困ってしまった。初の右回りに加えて、ファンの大きな声援を怖がったみたい」と状況を説明する。

 そんなアクシデントがあったにも関わらず、メンバー断トツとなる上がり3F33秒9をマークして1馬身半差の完勝。「非常に難しい馬でネオユニヴァースに似ている。ネオは皐月賞を頭差で勝ったが、この馬はもっと離した」と、03年春の2冠馬を比較に出して、無限の可能性を秘めていることを強調した。

 皐月賞とは相性抜群だ。鞍上はこれで歴代単独トップとなる4勝目。そして、自身初のJRA・G1勝利が前記の03年ネオユニヴァースでのVなら、今回はJRA所属騎手となって初となるビッグタイトルとなった。

 12年10月15日に脾臓(ひぞう)破裂による出血が原因で死亡した母アドマイヤグルーヴの忘れ形見。曽祖母ダイナカール、祖母エアグルーヴ、母に続く4代連続のG1(グレード制導入前のG1級を含む)制覇の偉業を達成したキングカメハメハ産駒にはダービーでの春2冠だけでなく、世界制覇の夢も広がる。生産者のノーザンファーム・吉田勝己代表は、凱旋門賞(10月4日・ロンシャン)への登録を明言。「この馬はどこに行っても大丈夫な強い馬」とM・デムーロも、その強さに太鼓判を押した。規格外の決め手を武器に、ダービー制覇、そして日本競馬界の悲願達成へ向けて突き進んでいく。

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