【シルクロードS】ベルカント魅せた
「シルクロードS・G3」(2月1日、京都)
ベルカントが28日、栗東坂路で才能の一端を示した。この日は、上がりに軸足を置いた構成。切れのあるフットワークで坂を駆け上がり、4F55秒1-39秒7-12秒2をマーク。加速してからの伸びは、さすがだった。
「上がり重点という指示でしたが、折り合い面の問題はありませんでしたし、スムーズな追い切りができたと思います。チャンスを頂いたので、何とかアピールしたいですね」。1週前に同坂路で4F50秒9をたたき出して仕上げを進め、今週は反応を確かめる程度。シナリオ通りに最終追い切りを打ち上げた藤岡佑は、納得の表情でこう振り返った。
「悪いところはありませんし、休み明けでも成績を残してきている」。スワンS7着以来、3カ月ぶりの実戦となるが、送り出す角田師は、いい形でリフレッシュすることができた、と話す。「現状は上がりの速い競馬よりも、消耗戦の方がいいように思います。能力の高い馬ですから、かみ合ってくれれば」と期待を寄せた。