【京都記念】キズナさらに成長
「京都記念・G2」(2月15日、京都)
成長した馬体から繰り出す力強いフットワーク。5歳を迎え、ダービー馬がすごみを増した。昨春の天皇賞4着後、骨折で休養していたキズナは28日、武豊を背に栗東CWで6F80秒7-37秒4-12秒0の好時計をマークした。
佐々木師は「5歳になって、これだけ成長する馬も珍しい」と満足げ。今回は9カ月半ぶりの実戦となるが「これから超一流馬と戦うんだから、一戦一戦をパーフェクトに仕上げないと、あとが続かない」と胸を張った。
「相変わらず素晴らしい。さすがですね」。昨春以来のコンタクトを取った武豊が声を弾ませる。「思った以上に仕上がりがいい。今週でも使えそうな気がするよ」と笑みを浮かべ「ずっと待っていましたから。うれしい」と喜びをストレートに表現した。
「今年はこの馬とともに大きな目標があるので。頑張りたい」と力を込めた。国内のG1制覇だけではない。凱旋門賞では一昨年(4着)のリベンジも果たしたい。まずは始動戦でダービー馬の意地を見せる。