【東海S】リッキー新コンビ豊と復権へ

 「東海S・G2」(25日、中京)

 復権を狙うコパノリッキーは21日、新コンビの武豊を背に栗東CWでパワフルな動きを披露。併走馬に1馬身先着し、好調ぶりをアピールした。ナムラビクターは重心の低いフットワークで栗東坂路を駆け上がった。こちらも好気配だ。

 新コンビを結成する武豊とのファーストコンタクトは実にスムーズなものだった。最終追い切りの場に選択したのは栗東CW。2馬身前方でリードするスリータイタン(6歳1000万下)を後方でにらみつつ、スピードをアップさせていった。

 「馬場がだいぶ悪かったのでノメっていたね」と武豊。それでも加速力は落ちなかった。調教では派手な動きを見せるタイプではないが、この日は違う。鞍上が合図を送ると、しっかりと反応。6F80秒9-38秒0-12秒5をマークし1馬身先着した。

 「さすがにいい馬ですね。イメージよりも調教は乗りやすかった。掛かっていく感じもなかった」と武豊は好感触を伝える。村山師も「しまい重点でこちらの考えていた調教を消化することができました。ええ、上々ですね」と納得の表情だ。

 昨年のフェブラリーSでG1を初制覇。その後、2つのG1タイトルを積み重ねた。ところが、暮れのチャンピオンズCで12着に敗れると、続く東京大賞典では2着に終わった。

 再び、輝きを取り戻すべく15年の初戦に臨む。「ぶざまな競馬はできないですね」とユタカ。王座奪還へ-。まずは15年初戦で圧巻のパフォーマンスを披露する。

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