【シンザン記念】ナヴィオン巻き返しだ

 「シンザン記念・G3」(11日、京都)

 反撃を期した朝日杯FS。中団から勝機をうかがったナヴィオンだったが、直線ではこの馬らしさが影を潜めた。自慢の末脚が不発に終わり、11着に敗れた。

 レース後の検量室。やや呆れ顔の福永が、淡々とした口調で話した。「かわいそうなぐらいノメっていた」。当日の天気は回復傾向にあったが、レース時の馬場コンディションは稍重。パートナーの力を信じて勝利を目指したが、切れ味という最大の武器を奪われてはお手上げだった。

 結局、期待された2歳重賞は3戦して6、3、11着。ノンタイトルに終わり、賞金加算にも失敗した。だが、この馬の能力はこんなものではない。流れさえ引き戻せば、必ず巻き返せる-。陣営の強い気持ちが、シンザン記念出走を決意させた。

 この中間は厩舎で調整。橋口師が毎日欠かさず馬体をチェックしている。「いつもと変わりはありません。カイバもよく食べていますからね」と状態には太鼓判を押す。

 前走の敗因は明確。巻き返しに燃える指揮官は、天に届くほどの力強い口調できっぱりと宣言した。「きれいな馬場で巻き返します!」。仕切り直しの1戦。今度こそVをつかんでみせる。

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