【有馬記念】ジャスタ有終飾れず4着

 「有馬記念・G1」(28日、中山)

 最初で最後のグランプリ参戦。有終の美こそ飾れなかったが、世界ランクNo.1の実力は示した。3番人気のジャスタウェイはラストランを4着で締めくくった。「改めて、すごい馬だと思いました」と福永は相棒のパフォーマンスをたたえた。

 スタート後は後方に控えて、内ラチ沿いで距離的なロスを最小限にとどめた。「スローペースになるのは見越していたが、自分の馬には流れが向かなかった。でも、頑張ってくれました」。大外からメンバー最速となるラスト3F33秒4の末脚を繰り出し、勝ち馬とは0秒2差。初距離に加えて外枠の不利もあったが、地力の高さで格好はつけた。「この馬の競走馬生活に携われたことを誇りに思います」。昨秋の天皇賞や今年のドバイデューティフリーでの圧勝劇を振り返り、主戦は感慨深げに目を細めた。

 今後は父ハーツクライと同じ、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる。須貝師は「これからは父に負けないような、いい馬をつくってほしい」と第二の道を歩む愛馬にエールを送った。

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