【有馬記念】ゴールド 3年連続の7枠
「有馬記念・G1」(28日、中山)
枠順が25日に決まり、3年連続の参戦となるゴールドシップは7枠14番に決定。大リーグ・ヤンキースの田中将大投手が馬名の書いた紙を開いて見せると、抽選会場からは「オーッ」とどよめきの声が起こった。残り4頭になるまで馬名を呼ばれず、岩田は「汗が出てきていた。いつやろう、いつやろう、早く呼んでくれと思った」と思わず苦笑い。「後入れの偶数枠だし、出たところでの競馬になると思う」と腹をくくった。
12年は7枠13番で勝ち、13年は7枠14番で3着と、過去2年も外枠で好走。今年は一昨年と同じ、験のいい枠を選ぶことも可能だったが、あえて昨年と同じ14番を指定した。須貝師は「(6枠12番の)デニムアンドルビーが牝馬だから、並べるのは避けたかった。だからひとつ空けた」と、馬をレースに集中させ、最大限に力を発揮させるための配慮だったことを明かした。
過去2年は後方からのロングスパートで勝負したが、岩田と初コンビを組んだ3月の阪神大賞典は2番手から運び3馬身半差で完勝している。鞍上は「後ろからかもしれないし、流れに乗れるかもしれない。ゲート次第。あとは神のみぞ知る、やね」と前を向く。3年連続となる7枠から、史上最多の“ドリームレース(宝塚記念&有馬記念)”4勝目をつかみ獲る。