「ジャパンＣ・Ｇ１」（３０日、東京）

　前人未到の同一ＪＲＡ・Ｇ１・３連覇へ－。変則日程の２４日、快挙に挑むジェンティルドンナのジャパンＣウイークは燃えさかる闘志を内に秘めつつ、栗東ＣＷをゆったりと１周半、駆け抜けることからスタートした。

　「元気いっぱいですよ。天皇賞の時よりも素軽いですから。ええ、順調そのものです」と井上助手は活気に満ちあふれた姿に目を細める。

　前走の天皇賞・秋では０秒１差の２着と地力を示した。「（展開的に）勝ち馬に勢いがついていた分２着でしたが、一度でも使っていたらという内容でした」と同助手は振り返る。

　休み明けをひと叩きして闘志をみなぎらせている。「使った後は、すごい活気です。この馬はやる気があった方がいいですね。１週前に騎乗したムーアも“去年よりもいい”と言ってくれました」。鞍上は昨年のジャパンＣ、そして、今年のドバイシーマクラシックでＧ１勝利に導いた頼れる男。このコンビなら偉業達成も十分可能だ。