【菊花賞】ジャスパー飛躍の秋

 「菊花賞・G1」(26日、京都)

 ようやく大舞台に立つことができた。ミヤビジャスパーはG1初挑戦。春は期待されながらも、クラシック参戦がかなわなかった。過去9戦全ての手綱を取る池添が振り返る。「新馬戦で“いいものを持っている”と感じた。でも、毎日杯に使う予定が体調を崩したりと、いいリズムではなかったですね」。皐月賞、ダービーへうまく賞金加算ができず、出走機会を失った。

 休み明けでVを飾った前走の野分特別は、菊花賞へつながるレースとしても知られる。勝ち馬からは02年ヒシミラクル、09年スリーロールスといった菊花賞馬が誕生している。

 「スイッチが入るとヤンチャな面を見せるのは変わらないけど、ひと夏越して馬体はしっかりとしてきたと思う」と主戦は成長ぶりを感じ取る。全9戦のうち6戦でメンバー3指に入る上がりで伸びている。「このメンバー相手にどれだけやれるか。3000メートルは初めて。掛かるので折り合いをつけたい」と末脚発揮に力を込めた。

 「調教の動きが良かったし、状態はいい」と出来の良さに胸を張った笹田師は、7枠13番に「どこが希望っていうのはなかったからね。4角手前まで折り合えれば」と期待する。飛躍の秋を迎え、素質馬が春の悔しさを晴らす。

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