ユタカが最多騎乗記録「誇れる数字」

 名手が新たな金字塔を打ち立てた。14日の京都12Rでピエナトップガンに騎乗(6着)した武豊騎手(45)=栗東・フリー=はJRA通算騎乗数を1万8648回とし、岡部幸雄元騎手が保持していた記録を9年ぶりに更新した。87年のデビューから27年7カ月14日での達成は、岡部元騎手の37年11カ月17日より10年以上も早い。

 セレモニーでは、12Rを制した横山典が記録更新を示すプレートを掲げて祝福。「勝って決めたかったが、先輩(横山典)は厳しかった」と、周囲の笑いを誘ったユタカは「誇れる数字。本当に多く乗せてもらった。記録は普段は気にしないが、騎乗数というのは自分ではどうすることもできない。感謝しています」とうなずいた。

 これまでJRA通算勝利数=3656勝(うちG1・68勝を含む重賞292勝)など、騎手としてありとあらゆる記録を塗り替えてきた。日本競馬界の至宝は「今後も1鞍1鞍全力で乗ります」と、さらなる高みを目指してムチを振るい続ける。

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