【ボート】戸田YDカウントダウン1
「ヤングダービー・G1」(23日開幕、戸田)
ヤングダービーは30歳未満の選手に出場権が与えられる新設G1。過去の傾向が一切ないだけに、開催の流れを占うのも難しいところだ。7月末にステップレースとして行われたイースタンヤング(蒲郡)とウエスタンヤング(大村)を振り返ってみる。
イースタンヤングは優勝戦4号艇の桐生順平が優勝。佐藤翼とのワンツーで埼玉支部の勢いを見せつけた。1号艇の永田秀二はVなら本番の出場権をゲットできるところだったが、無念の敗退となった。準優でもイン逃げは1本だけ。若手らしく、スピード旋回重視のレースが続いた。
ウエスタンは篠崎仁志が1号艇から優勝。2号艇に兄の篠崎元志が座りワンツーを目指したが、松尾昂明が割って入り2着を確保した。とはいえ、福岡支部の上位独占。九州以外からのファイナル進出は渡辺和将だけで、こちらは九州勢の層の厚さが際立った。
ここ数年の新鋭戦のトレンド同様、埼玉対九州のぶつかりが本番でも注目となるだろう。ただ他地区にも、ステップレースで元気のなかった新田雄史や山口達也などSG・G1の実績組がいる。巻き返しにも注意したい。