【中京記念】フラガラッハ快挙へ手応え
「中京記念・G3」(27日、中京)
史上5頭目となる平地同一重賞3連覇を狙う。12年、13年と中京記念を連覇しているフラガラッハが今年も得意の舞台で躍動する。
1週前追い切りは栗東坂路で一杯に追われ、4F51秒6‐38秒2‐12秒3の好タイムをマークした。「いい動きだった。体調もいい」。動きを見守った松永幹師が仕上げに胸を張る。
前走の鳴尾記念は勝ち馬とタイム差なしの3着。上がり3F34秒3は勝ち馬と同じメンバー最速タイだった。「よく伸びた。ゴールしてカメラが切り替わったときは先頭だったけど」。敗れはしたが、確かな手応えをつかんだ。
昨年の天皇賞・秋以降は中距離路線を歩んだが、今回は久々のマイル戦。高倉は「中距離を意識したレースをさせてきたので、戸惑わなければ」と心配点を挙げる一方で「スローペースだと脚をしっかりと使える」と評価。中京特有の緩いペースがこの馬にフィットする。
「そううまくはいかないだろうけど、コース相性はいいからね」と師は快挙に向けて力を込める。持ち前の豪脚を駆使して歴史に名を刻む。