【競輪】選手会脱会企図組に重い処分

 日本競輪選手会は12日、「SS11」へ移籍を企図した選手への処分を発表した。最も重いのが長塚智広(35)=茨城・81期・SS、武田豊樹(40)=茨城・88期・S1、村上義弘(39)=京都・73期・SS=の3人で、5月1日から1年間、新田祐大(28)=福島・90期・SS、平原康多(31)=埼玉・87期・SS=の2人は同日から8カ月間、競輪出場の自粛休場の勧告。そのほか、佐藤友和、伏見俊昭、佐藤慎太郎(78期)、成田和也、山崎芳仁、渡辺一成、小野大介、古川功二、鈴木謙太郎、牛山貴広、稲村成浩、稲村好将、岡田征陽、豊岡哲生、川村晃司、稲垣裕之、村上博幸、藤木裕が同6カ月間、競輪出場の自粛休場の勧告が決定した。

 昨年12月19日、18人(当初)が日本競輪選手会の脱会を表明し、「SS11」という一般財団法人を母体とした新選手会に移籍すると発表。KEIRINグランプリが行われる直前の同月27日に日本競輪選手会が、彼らを除名処分にする方向を示し、今年1月20日に脱会企図の23人が退会届を撤回したが、同会は「規律を乱した」とのことで重い処分を下した。

 処分について同会の佐久間重光理事長(55)は「理事会での慎重審議の結果、当該会員たちの処分が決定いたしました。本人たちには、この処分を重く受け止めて反省してもらいたいと思います。お客さま並びに関係者の皆さまには、お騒がせいたしましたことを改めておわび申し上げます」とコメントした。

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