【神戸新聞杯】ヒストリカル 躍動
「神戸新聞杯・G2」(23日、阪神)
雪辱を果たす態勢は整った。ヒストリカルの最終デモは20日、浜中を背に栗東坂路でレッドデイヴィス(4歳オープン)との併せ馬。1完歩ごとに四肢の回転数を上げると、徐々にスピードに乗る。右ステッキが入って、一杯に追われる僚馬を横目に、ラスト1Fはハミをかけて追われると1馬身先着。4F52秒5‐38秒6‐13秒0を計時した。
2週続けて手綱を取った浜中は「指示はしまい重点。切れる馬なので、きょうみたいに馬場が重いと走りにくい部分はある。ただ、今週は先週よりいくらか素軽くなっている感じですね。乗りやすい馬ですよ」と前進を感じ取る。管理する音無師は「まあまあじゃないか。(ラスト1F)13秒を切ってほしかったけど、坂路の時計は気にしていない。併せ馬でしっかりやれたのがよかった」と満足感をにじませる。
ダービーではまさかの最下位に敗れたが、スタート直前にゲートでトモをぶつけて脚がしびれていたもの。師も「度外視してもいい」と意に介さない。当時、自己最低となる426キロだった馬体重も「先週に量った時点で458キロ」と回復している。「追い切りと輸送を考えても相当プラスだろうが、それは体を戻した分」と説明した。
過去6戦中4戦で最速(タイを含む)の上がりを計時してきた。体調が万全なら、持ち味の瞬発力が生きる。「スローのヨーイドンなら」と力が入る浜中。世代屈指の切れ味鋭い末脚で、春の実績馬を一刀両断にする。

