【神戸新聞杯】粘りのカドマツ
「神戸新聞杯・G2」(23日、阪神)
今年はここまで31勝を挙げ、17日現在で全国リーディング8位につける藤岡健厩舎。最終トライアルには、しぶとさが武器のメイショウカドマツと、2連勝と勢いに乗るブレイズアトレイルを送り込む。昨年挙げた年間自己最多の36勝の更新も視野に入る好調厩舎が、“2本の矢”で菊花賞(10月21日・京都)の切符をつかみ取る。
普段通りの穏やかな表情のなかに、勝負気配がにじむ。メイショウカドマツ&ブレイズアトレイルと、2頭を送り込む藤岡健師は19日、「距離が長くなるのは問題ない。気になるなら使わない」と、菊花賞への最終決戦に向けて静かに闘志を燃やす。
先に頭角を現したのはメイショウカドマツの方だ。8着に敗れた皐月賞も見せ場十分の中身の濃い内容。前走も逃げて踏ん張っての4着だった。気分良くハナを切れれば、持ち前のねばり強さは十分に通用する。師も「ここを目標に順調。仕上がりもいい。ずっと上位と差のない競馬をしているし、今回は展開も向きそう。うまく立ち回れば」と前向きだ。
一方で赤丸急上昇中なのがブレイズアトレイル。半年ぶりの前走はスタートで伸び上がるような格好になったが、スッと好位につけてV。「期待通り走ってくれた。成長してしっかりしてきた。使ってさらに良くなっている」と胸を躍らせる。
先週も1勝を上乗せし、17日現在31勝と全国リーディングで8位の好位置につける。昨年挙げた年間自己最多の36勝を上回るハイペースで勝ち星を量産。厩舎の勢いを追い風に、強豪相手にも一歩も引くつもりはない。「2頭ともタイプが違うけど、楽しみはある」。しぶとさが身上の逃げ馬と、遅れてきた素質馬。2頭の個性派で菊花賞への切符を手に入れる。

