【セントライト記念】フェノーメノ完勝

 「セントライト記念・G2」(17日、中山)

 確かな成長を見せつけた。ダービーで鼻差の2着に敗れたフェノーメノが、始動戦で同世代を相手に完勝。早めに先頭へ立つ競馬で、2戦2敗と結果が出ていなかった中山で横綱相撲を見せた。騎乗した蛯名はJRA重賞100勝を達成。人馬ともに飛躍の秋へ加速しそうだ。なお、2着スカイディグニティ、3着ダノンジェラートまでの上位3頭が菊花賞の優先出走権を獲得した。

 4角で早々と先頭集団に並びかけて、そのまま押し切る横綱相撲。ダービーで鼻差2着に敗れたフェノーメノが、力を誇示するような競馬を見せた。青葉賞に続く2個目の重賞タイトルを手に入れ、蛯名は「いい形で秋のスタートを切れた」と会心の笑み。秋の飛躍を感じさせる勝利だった。

 道中は好位を追走していたが、勝負どころで外から来られたことで早めに仕掛けざるを得なくなった。中団から鋭い末脚を繰り出した前走とは違う競馬になったが、鞍上は「早くに先頭に立ったけど、自信はあったからね」と振り返る。直線で抜け出してからも「最後まで手応えはあった」と相棒の強さを強調した。

 秋初戦、追い切りで春からの変化を感じ取っていたとはいえ、レースで改めてパワーアップを実感した。「走りのバランスが良くなっていたし、精神的にも落ち着きが見られた」。ひと夏の成長を実感したのは鞍上だけではない。戸田師も「プラス8キロでいい体つきになった。中山の悪夢が払しょくされた」と目を細める。府中ではパーフェクト連対を誇りながら、中山では過去2戦2敗。この日の勝利がさらなる躍進への合図になる。

 次走は菊花賞(10月21日・京都)か、天皇賞・秋(10月28日・東京)になるのか。指揮官は「東京の方が力を発揮できると思うが、古馬との対戦になると強い馬もいるからね。これからオーナーと協議して決めたい」と明言を避けた。どちらを選択しても有力候補であることは間違いない。好発進を決めたダービー2着馬の進路に注目だ。

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