【JDダービー】ヴァンクール重賞初V
「ジャパンダートダービー・交流G1」(11日、大井)
ダート全勝の実力は本物だ。1番人気のハタノヴァンクールが直線で先に抜け出したトリップをかわし、重賞初制覇をJpn1で成し遂げた。2着には3角先頭のトリップが入り、まくった地元のアートサハラが地方馬最先着の3着となった。
3歳ダート王の称号は絶対に譲れない。1番人気に支持されたハタノヴァンクールが、ゴール前できっちり差し切り勝ち。秋の大舞台での飛躍に向けて大きく弾みをつけた。
いつものようにスタート後はダッシュがつかず、6番手のポジションからの追走。スローの流れになり、3コーナー手前からアートサハラが先にまくっていくと一気にペースアップ。ジワジワと加速したヴァンクールは、外を回って直線に入ったが、先に抜け出して先頭に立ったトリップが押し切りを図っていた。
だが、ここからがヴァンクールの真骨頂だ。残り200メートルでエンジン全開になると、力強いフットワークでグングンと差を詰め、ゴール前では1馬身かわしてフィニッシュ。上がり3F36秒0の末脚はメンバー中でも断然のトップ。文句なしの勝ちっぷりだった。
「アートサハラに先に動かれて少し慌てたけど、直線では期待通りの脚を使ってくれた。強かった」と四位は気持ちよさそうに汗をぬぐう。4月の端午S(京都)を勝ったあとユニコーンSをパスして、早々とこの1戦に照準を合わせてきた。「最後は本当にきっちりかわしてくれる。すごい馬です。これで秋が楽しみになった」と昆師。今後は夏休みに入り、秋には古馬との対戦に挑むことになる。ダート5戦5勝とまだ底を見せていない。さらに成長した姿を見せて、ダート界の頂点を目指していく。
