東国原VS上西議員がTV生討論

 元衆議院議員のタレント・東国原英夫と上西小百合衆議院議員(無所属)が2日、TBS系「ゴゴスマ」(月-金曜、後1時55分)で公開生討論した。しかし、限られた時間の仲でお互いに言いたいことを一方的にしゃべるまれに見る乱打戦となり、何ら結論は見ずに終わった。

 半月に渡ってツイッターで“口論”してきた2人はこの日、東国原がコメンテーターを務める「ゴゴスマ」を舞台として、制作局CBC放送の東京特設スタジオで対決を果たした。

 東国原は番組開始時からスタジオで待ち受けた。上西議員は東京駅日本橋口で番組スタッフと待ち合わせたはずだが、午後3時を過ぎても現れず、東国原はかつて登録したという上西議員の電話にかけた。しかし、呼び出し音は鳴ったものの誰も出なかった。

 朝5時から地元行事に出席していたという上西議員は、大阪から戻ったその足で午後3時30分、直接スタジオ入りした。

 東国原と上西議員は約3年ぶりの対面を果たし、膝をつき合わせるように向かい合わせに置かれた椅子に座って討論開始となった。

 「久しぶりですね」と挨拶を交わし合ったのもほんの一瞬で、その後はルールのない言葉の殴り合いに。

 いきなり上西議員が「テレビを拝見していると、私に関することでウソが多い。私に面接したと…」と仕掛け、東国原はこれに抗弁。しかし、お互いの言いたいことが入り乱れ、論点はなかなかはっきりしなかった。

 東国原が上西議員の本会議欠席を「ずる休み」と表現すると、上西議員がかみつき、また乱打戦に。お互いの言葉尻をとらえながら、揚げ句は「あなたは遅刻してきたのに」などと話は飛んだ。

 東国原が用意した、上西議員の辞職を求める根拠としたパネルを差し出すと、上西議員は「これ、何ですか。よくこんなウソを書けましたね」とかみついた。

 途中から、室内にいた上西議員の政策秘書もバトルに参加。差し挟んだ言葉に対して東国原が「『東』と呼び捨てにした」とかみつき、拡大バトルが展開された。

 論争は約10分で時間切れとなり、またの機会を設けようという話も確約には至らないまま、途中で終わってしまった。

 番組の最後に、上西議員の去ったスタジオで東国原は「売り言葉に買い言葉で議論にならなかったですね」と“総括”した。

 東国原と上西議員は東国原が先月16日、テレビ番組で大阪維新の会時代に新人議員を面接した際に上西議員もいて、「見抜けなかった」と話し(後に修正)、これに対して上西議員が「(議員会館の)私の部屋に来ませんか?」と討論を呼び掛けたことからやり取りがヒートアップした。

 東国原が呼び出しに応じなかったことから、上西議員は公開生討論を提案。散々、感情も交えたやり取りがツイッター上で飛び交い、とうとうこの日の「対決」に至った。

 上西議員はツイッターで「東国原さんは、わかりやすくて楽だ。橋下さんに行くまでの障害物」と、最終ターゲットが橋下氏であることを公表している。

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