元二所ノ関親方が死去 脳疾患で闘病中

 大相撲の元関脇金剛で、日本相撲協会理事を務めた元二所ノ関親方の北村正裕(きたむら・まさひろ)氏が死去したことが14日、協会関係者の話で分かった。65歳。北海道深川市出身。関係者によると、亡くなったのは12日で、葬儀・告別式は近親者で行う。

 2年前に脳疾患で倒れ、闘病が続いていた。現役時代は軽妙な話術から「ほら吹き金剛」の異名で親しまれた。西前頭筆頭だった75年名古屋場所で平幕優勝。重圧で寝付きが悪くなった際に「ナポレオンの睡眠は3時間、金剛は2時間」などユニークな言語録を残した。

 76年9月に引退して二所ノ関部屋を継承。08年から理事になり、11年の八百長問題の際には広報部長として対応に当たった。

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