殺害された沙彩さん「大伯父は倉本聰」

 東京都三鷹市で私立高校3年鈴木沙彩さん(18)が刺されて死亡した事件で、鈴木さんが事件当日だけでなく4日前にもストーカー被害について学校を通じて警視庁に相談していたことが9日、分かった。

 鈴木さんは脚本家・倉本聰さんの姉の孫で、自身のブログでも「大伯父さんは倉本聰」と記していた。「将来は個性を生かせる女優になりたい」と、小学生時代から芸能活動を続けていた。

 憧れの女優はカミーラ・ベルとオドレイ・トトゥ。月に数回、学校の放課後にレッスンに通ったり、オーディションを受けたりしていた。映画「ガレージ・ドライブ」「冷たい部屋」、テレビドラマにも出演するなど、夢への階段を順調に上っていた。

 「特技は英語」と話していた鈴木さん。海外へホームステイに出かけた経験もあり、成績はトップクラス。「大学卒業後、国連に勤めて世界を飛び回りたい」と話したこともあった。

 小学5年生だった鈴木さんをスカウトした芸能事務所の元マネジャー男性(62)は、「いつか大きなチャンスをつかんでくれると思っていたのに」と悔しさをにじませた。ニュースで事件を知り、母親に電話したが「話せる状況ではなくてすみません」と憔悴しきった様子だったという。

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