エルトン・ジョンが４日、ロンドン内の駅構内に突如姿を現し路上パフォーマンスを行った。エルトンはセント・パンクラス駅のコンコースにピアノを寄付し、試し弾きしてみたようで、演奏後に残されたメモには「このピアノを楽しんでください。プレゼントです。愛をこめて、エルトン・ジョン」と書かれていたそうだ。

　その後には自身のサプライズパフォーマンスの様子を収めた写真をインスタグラムにアップしており、「サプライズ！セント・パンクラス駅にちょっと寄って寄付したヤマハのピアノを洗礼したんだ。今は誰でも弾けるよ」とコメントを添えている。さらにはピアノの拡大写真も投稿し、ヒット曲『ユア・ソング』からの歌詞にかけて「僕の贈り物は僕の歌。そしてこのピアノは君へのものさ」と綴った。

　２００９年からコンコースにピアノを設置している同駅はこのプレゼントへの感謝のメッセージを送っており、「素晴らしいミュージシャンであり伝説であるエルトン・ジョンから素敵なプレゼントをいただきました。ありがとうございます！」とツイートしている。

　エルトンはこのプレゼントが新たな才能を発掘する助けになればよいとも思っているそうで、「セント・パンクラス駅のピアノについては色々話を聞いていて、とても良いアイデアだと思っていたんだ」「あの駅のピアノが何度も修理されていることをありがたく思っていたから、新しいのをプレゼントするのも良いんじゃないかと思ったわけさ」「ロンドンの通勤客の中にもしかしたら第２のエルトンがいるかもしれないしね？」と冗談交じりにコメントしている。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）