カニエ・ウェストは娘のノースちゃんにヴォーグ誌の表紙を飾って世界デビューを果たして欲しいようだ。生まれたばかりのノースちゃんの写真掲載に関して、他の複数の雑誌から提示された最大３００万ドル（約３億円）ものギャラを蹴ったと言われているカニエは、米ヴォーグ誌の編集長で、自身の親しい友人でもあるアナ・ウィンターを説得して、恋人のキム・カーダシアンと生後２ヶ月になる娘ノースちゃんに米版ヴォーグ誌のカバーを飾らせようと必死だという。ただ残念ながら、アナはキムのことはそんなに好きではないようだ。

　昨年、メット・ボール・ガラが開催された時には、チケットが購入可能だったにも関わらず、アナはキムの参加を拒んでいたほどで、今年の同イベントではカニエがパフォーマンスをしたために、カニエの同伴相手としてようやくキムの参加が許されていたくらいだ。

　カニエと親しいというある関係者はＲａｄａｒＯｎｌｉｎｅ．ｃｏｍに「カニエがファッション界全般やヴォーグ誌、特にアナ・ウィンターの大ファンであることは有名ですよ」「でもアナはキムのファンではありませんし、キムのようなリアリティ番組のスターが自分の雑誌に登場することに対して良く思っていないことも有名です。カニエは、愛娘のノースちゃんがパパラッチに撮られて世界中に公開されることがないように細心の注意を払っています。カニエはプロの写真家に撮影されるヴォーグの表紙を狙っているんです。それ以外じゃダメなんです。でも明らかに、あのアナを説得するのはイバラの道ですね」と話す。

　実際、カニエの希望について「あまり興味を示していない」と言われているアナだが、カニエはアナに絶対ノーと言わせない断固たる姿勢を見せているようで、最近ではキムがいかに雑誌読者の間で人気が高いかを示した統計や、これまでどれだけキムが他の複数の雑誌の売れ行きに貢献してきたかの統計までアナに示したという。カニエはまた、アニー・リーボヴィッツやマリオ・テスティーノといった一流の写真家にも連絡を取って、ノースちゃんの撮影に関して話したようだ。先の関係者は「カニエは本当に自分の願いを実現させるつもりですよ」と続けた。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）