AKB相次ぐ卒業危機感「今が勝負時」

 AKB48がSMAPの中居正広、江角マキコとMCを務めるTBSの音楽バラエティー「火曜曲」(火曜、後9時)の放送が3日、最終回を迎えた。AKBは8月に篠田麻里子、板野友美、秋元才加が相次いで卒業。2時間枠で生放送されたこの日の番組では、総監督の高橋みなみが「主要メンバーがどんどんやめていく」と悩みを相談するなど、残されたメンバーが現在の状況に危機感をあらわにした。

 AKBグループを束ねる重責を背負う高橋は、「主要メンバーがどんどんやめていくので…1年半で12人ぐらい…勝負時だと思う。(勝負時の今の)乗り切り方を教えてほしい」と中居、江角をはじめ、SMAPらこの日の出演者に相談。江角が「心を一つにすること」と回答すると、大島優子は「心を一つに…」と繰り返し、「心を一つにする…時もあります」と少し不安げに答えた。

 また、HKT48の指原莉乃は「卒業していくメンバーが多くなって、『前の方が良かった』という人が多くなって…今がいい、って思ってもらうにはどうしたら…」と残されたメンバーとして、不安な心境を告白した。

 昨年8月の前田敦子を皮切りに、主要メンバーが相次いで卒業。危機感を抱いているのは、高橋、大島らだけではなく、若手組である渡辺麻友も同じ。「SMAPさんのように長く愛され続けるアイドルになるためには、どうしたらいいですか?」と質問すると、SMAPの木村拓哉が「(長年応援してくれる)そういう方がいてくれることが奇跡なので、全力で(応援に)応えてほしい」と真剣な眼差しで答えた。また草なぎ剛は「継続は力なり」と笑顔でエールを送った。

 AKBの1期生は21人いたが、板野の卒業後は、高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみの3人だけになった。

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