劇団若獅子会のプロデュース公演「殺陣師一代」を上演
「劇団新国劇」の精神を受け継ぐ劇団若獅子会のプロデュース公演「殺陣師一代-劇中劇『月形半平太』-」が、5月29日から6月2日まで、東京・恵比寿のシアター・アルファ東京で上演される。
作品は、初期の新国劇の頭取で、殺陣師として日本で最初にリアリズムの立ち回りを創案した市川段平こと、殺陣師・段平の実話を元にした物語。人気の剣劇「国定忠治」の殺陣を巡り、酒を飲んでケンカし、殴られながら命がけで立ち回りのリアリズムを研究した段平の生き方に加え、「殺陣(たて)」と命名し、段平の力を得て一世風靡(ふうび)した新国劇の創始者・澤田正二郎とその仲間たちや、酒と女と立ち廻りに魅入られた段平を支える女房たちのリアルな姿を描く。
主人公・市川段平役を若獅子会主宰の笠原章が、また特別出演の林与一が澤田正二郎役を演じる。