前田公輝がミュージカル初主演! 韓国で社会現象巻き起こした人気作「ミセン」 「僕自身も成長したい」

 俳優の前田公輝(ごうき=33)がミュージカル「ミセン」(来年1月は大阪。同2月は愛知、東京ほか)でミュージカル初主演を務めることが2日、分かった。

 韓国のウェブコミックで大ヒットし、書籍版が累計300万部突破の人気作を世界で初めてミュージカル化。韓国では14年にドラマ化され「ミセンシンドローム」と呼ばれる社会現象を巻き起こした。韓流ドラマにありがちな三角関係、記憶喪失、復讐(ふくしゅう)などの設定を採用せずにサラリーマンのリアルを描き、ドラマ賞を総なめ。16年には日本でリメーク版が放送された。

 「ミセン」とは韓国の囲碁用語。漢字では「未石」と表記し、「死に石」ではない、どちらにも転ぶ石を意味する。前田は囲碁のプロ棋士になる夢に挫折し、商社で働くことになるチャン・グレ役。新たな道を切り開く奮闘劇を、どのようにミュージカルへ落とし込むのか注目だ。

 前田は6歳で子役としてデビューし、08年に映画「ひぐらしのなく頃に」で映画初主演。10年に舞台「白虎隊・ザ・アイドル」で舞台初主演し、21年に「ロミオ&ジュリエット」で初ミュージカル出演を果たすなど、芸歴27年で確かな演技力を身につけてきた。現在はフジテレビ系月9ドラマ「366日」に出演中で存在感を発揮している。

 抜てきを受け、前田は「社会現象を起こし、日本でもリメークされたこの作品の主人公を演じられることをうれしく思います。初めてのミュージカル主演を務めさせていただきますが、しっかりと作品に向き合って、役とともに僕自身も成長していきたい」と意気込んだ。

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