眞栄田郷敦「変化」を大事に 初の月9「366日」で広瀬アリスの相手役 普段以上に意識「ナチュラルな演技」にSNS称賛

 俳優デビュー5周年を迎え、演技の幅で魅せている眞栄田郷敦(撮影・堀内翔)
 俳優デビュー5周年を迎え、演技の幅で魅せている眞栄田郷敦(撮影・堀内翔)
 俳優デビュー5周年を迎え、演技の幅で魅せている眞栄田郷敦(撮影・堀内翔)
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 俳優・眞栄田郷敦(24)が初の月9で好演を見せている。広瀬アリス主演のフジテレビ系ドラマ「366日」(月曜、後9・00)で、主人公・雪平明日香(広瀬)の高校時代の同級生で後に恋人となる水野遥斗を熱演中だ。物語序盤から素に思える自然な演技で、王道ラブストーリーを構築している。2019年の俳優デビューから今年で5周年。確かな演技力で視聴者をうならせている眞栄田に話を聞いた。

 顎クイ、壁ドンなど現実離れした“恋愛ドラマのテッパン”を並べるのではなく、リアルな恋を月9に投影している。

 今作において、眞栄田は「ナチュラルな演技」を普段以上に意識した。思い人へ向けるまなざし、声、しぐさ-。繊細に演じ、リアルな恋の表情を作り出した。眞栄田の演技に対し、X上には「演技が自然すぎて普通に良すぎた。控えめに言っても恋レベル」「素の感じが上手すぎて感情移入して告白のシーン泣いてた」と称賛のコメントが寄せられた。

 第1話では、高校時代に思いを伝えられなかった明日香と遥斗が12年の時を経て、晴れて恋人同士に。幸せもつかの間、初デート当日に遥斗が橋から転落し、意識不明の重体になる急展開が待っていた。第4話まで眠り続けており、一体、目覚めるのか-というのが、視聴者の関心の一つだったが、第4話ラストシーンでついに遥斗が目覚めた。物語は中盤に差しかかるが、眞栄田は「遥斗の“変化”をすごく大事にしたい。どれだけ変化をつけられるか」と後半戦へ力を込める。

 眞栄田の人生において“変化”は大きなテーマだ。12歳まで米国で過ごした帰国子女で、中学入学で京都、高校入学で岡山、デビューで東京に移り住むなど、さまざまな環境に対応してきた。仕事は作品が続く売れっ子で、私生活では昨年に結婚と第1子誕生を発表した。公私ともに変化を経験した俳優生活5年は「いろいろな経験をさせてもらって、年を重ねるごとに身になっているなと感じている」と充実一途だ。

 今作においても「変化」を見いだした。「今回は(作品に向けて)あまり準備しすぎず、固めていきすぎていない。これは現場に入るにあたって怖いことだけど、そこをあえてチャレンジしている。固めないおかげで、すごく現場で生きられている。自然に出てくる物がある」。芝居に対するアプローチを変え、視聴者をあっと言わせる“リアル”が生み出された。

 変化を諦めない性格だけに、俳優としての未来像や目標は「全くない」と即答する。「1クールやってみて、この先に何が見えてくるのか。芝居へのアプローチや考え方もこの作品で変わってきたので、この先、自分から何が出てくるのかというのは楽しみ。俳優は自分の考えの変化が常にあるので、面白いです」。これからも自身に変化を起こし、新たな発見を見つけにいく。

 ◆眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)2000年1月9日生まれ。米国出身。12歳まで米国で育ち、中学入学のタイミングで日本へ。19年に映画「小さな恋のうた」でデビューし、21年に日本テレビ系「星になりたかった君と」でドラマ初主演した。近年の主な出演作はカンテレ・フジテレビ系ドラマ「エルピス -希望、あるいは災い-」、NHK大河ドラマ「どうする家康」、映画「ゴールデンカムイ」など。8月には主演映画「ブルーピリオド」の公開を控えている。

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