血液のがんの一種、多発性骨髄腫で闘病中の漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川花子（６９）が２３日、大阪市のなんばグランド花月で２０１９年５月２０日以来５年ぶりに本公演出演を果たした。

　拍手の中、相方の大助（７４）に車いすを押されて登場した花子は「座ったままで、すみません」と謝罪しつつ、隣に座った大助を「こちら大谷翔平です」と紹介。よどみのない口調で自身の闘病生活をネタに何度も笑いを取り、「２人でまた頑張っていきたいと思います」と力強く宣言して約１０分の出演を締めた。

　出演後は「生きて戻って来られました。本当に楽しすぎました」と充実感いっぱい。現在も抗がん剤治療は継続中で、この日２度目の出演後には最高血圧が７８まで低下するなど万全とは言えないが、「（自分で）立ってセンターマイクに行きたい」と次なる目標を掲げていた。