元衆院議員の金子恵美氏が１９日、ＴＢＳ系「ゴゴスマ～ＧＯＧＯ！Ｓｍｉｌｅ！～」に出演。６月に萩生田氏とともに旧統一教会の関連施設を訪れた生稲晃子議員について言及した。

　番組では、前日に萩生田氏と生稲氏がそれぞれ囲み取材に応じたことを取り上げた。生稲氏が「旧統一教会の施設だったと分かったのは、岸田総理総裁がきちんとそれぞれが、国会議員一人一人が調べると言ったとき。本当にそれは最近のことでした」と当時は旧統一教会との認識がなかったと話したことなどを紹介した。

　この日、ＭＣを務めたＡ．Ｂ．Ｃ－Ｚの河合郁人が「全く知らなかったというのは。知らない場所でも行ってしまう不安ってないんですか？」と金子氏に尋ねた。

　金子氏は「生稲さんは今回新人で、候補者になったばかりで、選挙の仕方もわからない、不慣れだということで連れて行かれたところはあると思う」と自らの経験から推察。「名前を知ってもらわなきゃいけない。まず顔を売らなきゃいけないということで、『いろんなところに顔を出しなさい』って言われたら、そこに少しでも人が集まっていたら、『行きます』って言って。選挙の中では、特に国政選挙ではありえますね」と、知らない場所で出向くことは十分にありえるとした。

　さらに、選挙区が広範囲という参院選の特殊事情にも触れ、「（衆院選より）多くの人が関わってますし。それぞれの人たちの案内で行くってことは、本人がどこまで分かっていたかというと、特に新人なら分からないところはあったと思います」と理解できるとした。

　タレントのナジャ・グランディーバが「綿密にすごいスケジュールを組んで行っているわけじゃないですか。その中で突然、新規のここにポンって行って下さいっていうこともあるんですか？」と疑問を投げかけると、「私の場合、ありました。急にどうしても顔出した方がいいいと。地盤が強くないところだからと言われたら、１分でも３０秒でも顔を出して名前を売る」と自らの経験をもとに話した。

　金子氏は以前、議員時代に自身の選挙で旧統一教会であることに気付かず、教団からのボランティアを受け入れていたことを明かしている。