八代弁護士「オウムは敵対し(旧)統一教会は取り入ってる」、教団と政治の関係を解説

 八代英輝弁護士が18日、TBS系「ひるおび!」に出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)とオウム真理教との「違い」についてコメントした。この日は有田芳生参院議員が出演し、安倍晋三元首相を銃撃して殺害した山上徹也容疑者と旧統一教会との関係などについて解説した。

 山上容疑者の母が旧統一教会に入信したことで人生が大きく狂ったことなどがつたえられると、八代氏はオウム真理教を引き合いに出し「社会に対する危険性の方向性は違うかもしれないけど、被害に遭ってる方は連綿といる」と眉をひそめた。「オウムは破壊活動の分かりやすい形に社会を敵に回したので解体に向かった」とする一方で、旧統一教会については「別の狡猾な生き方でこの30年間、ずっと生き延びてきている」としたたかさがあると説明した。

 霊感商法や高額な献金など「被害を受けてる人」がいながら、名称を変更するなどして旧統一教会は活動を続けている。八代氏は「なぜ注目されてなかった、オウムと何が違うのかっていうと、オウムは政治を敵に回した。(旧)統一教会は政治にうまく取り入っている、そこの大きな違いではあるかと思う」と分析した。

 さらに「そもそも(旧)統一教会は日本国民を集客装置として作っている団体なんです」と指摘。山上容疑者の行為は「決して許される犯罪ではない」としながらも、旧統一教会の「実態っていうのをもっと広めて社会に大きく認知される」効果があったとし「これを機会として統一教会というものがどういう集団なのかっていうことはもっとみなさんに知ってもらいたいなと思いますね」と呼び掛けた。

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