フリーアナウンサー古舘伊知郎が１３日、ＴＢＳ系「ゴゴスマ～ＧＯＧＯ！Ｓｍｉｌｅ！～」に出演。安倍晋三元首相が銃撃された事件で、山上徹也容疑者が供述の中で、母親が入信していた世界平和統一家庭連合（旧統一教会）を挙げているとされることに、「本当に残念、むごい事件だと思ってます」と述べたうえで、「一方、それだけではなくて冷静に見なきゃいけないと思うのは、この容疑者が母親の件で、旧統一教会の件で、恨みに思ったんだろうということを今の段階では思うわけですが、果たして同時にそれだけだろうかとも思うんです」と語った。

　ここ数日は、宗教団体に関する報道が相次いでいるが、「これマスコミはいま、本人が供述しているということで、その話に沿うようにやるわけです。事実そうだと思います」と指摘した。

　そのうえで「しかしやっぱりこれだけ惨いことをやってしまうということは、それにプラスして」と別の理由もあるのではないかと指摘。「社会に受け入れられていない自分、そういうことで人をとんでもない巻き添えにして」と最近に発生した事件を挙げ、「思い込みで何かを逆恨みしてしまって、とんでもない行動を起こす人間を出さないように、我々の社会はどういう受け皿を持っておくべきか、政治を含めて考えないといけないのではないかと思います」と述べた。