菅前首相 テレビインタビューで総裁選不出馬の理由「実は9月12日に」

 菅義偉前首相が25日放送の読売テレビ系「ウェークアップ」に登場。コロナ対策に追われた首相時代を振り返り、総裁選不出馬の最大の理由などを語った。

 同番組のキャスターを務める、弁護士で中大法科大学院教授の野村修也氏の独占インタビューに23日に応じたもので、菅氏は「かなり昔の表情に戻ってきたと、みんなに言われます」と話した通り、終始穏やかな表情を見せた。

 野村氏から、出馬を断念した最大の理由を聞かれた菅氏は「新型コロナそのものを収束させることができなかった。緊急事態宣言が続いたことがすべてです」と即答。

 9月3日に総裁選不出馬を表明したが「実は9月12日に緊急事態宣言をどうするかという期限を設定した。設定するときから、そこで宣言を延長するようだったら、そこで総裁選挙が行われたら私はやるべきではない、専念すべきだと思っていました」と打ち明けた。

 多くの反対もあった中、無観客で開催に踏み切った東京オリンピック・パラリンピック。開会式で目を閉じていた菅氏に、ネットでは寝ているとの指摘もあった。野村氏に「開会式の時には菅さん、目をつぶっておられたシーンもありましたが、あの時はどういう思いでおられたんですか」と聞かれると「ようやくここまで来たなあという思いでしたよね」と、しみじみ。

 続けて「あまりにも感染が拡大をした状況になるということは絶対避けられるとは思ってましたけれど、不安も常に頭の中にあったというのは事実。できれば観客を入れてやりたかったというのが本音です。コロナ感染が危惧される中でしたけど、無観客でもやらせてもらったと、まあそういうことです。私、小学校4年生の孫がいるんですけど、やはり興奮してましたよ」と達成感を漂わせた。

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