坂上忍 野々村真の2度救急搬送拒否の事実に沈痛「いま東京で感染したら」

 番組のコメンテーターで新型コロナウイルスに感染し、今月5日から入院中のタレント・野々村真(57)が17日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」に、入院するまでに実は2度救急搬送を断られていたことを明かし、MCの俳優・坂上忍は「いま東京で感染したらどうなっちゃうんだろう」と沈痛な表情で話した。

 野々村は仕事関係者の感染で濃厚接触者の可能性があり、7月30日に検査したところ陽性反応。その日の夜に38度の発熱や倦怠感、咳などの症状が出て保健所から自宅療養の指示が出た。8月4日に血中酸素飽和度が90まで下がったが救急車が到着した際に96まで回復したため搬送見送りに。同5日に保健所の指示で入院に至ったという。

 ここまでの経緯は伝えられていたが、野々村はこの日、このほかにも1度救急搬送を断られていたことを明かした。7月31日夜に息苦しさや血中酸素飽和度が90近くに低下したため救急搬送を頼んだが断られ、合わせて2回救急搬送されなかったという。

 野々村とLINE(ライン)で連絡を取っているという坂上が、救急搬送されなかったことが2回ともなると大きな影響を及ぼすとの考えの下、「まこちゃんの判断で詳細にお伝えするかどうかというのを待って」これまでは簡単な経緯紹介にとどめていたと説明。「まこちゃんの方から、ありのままをお伝えしてくださいという言葉をもらって今日これをお伝えさせていただいている」と話した。

 愛知医科大学病院感染症科・三鴨廣繁氏は「少なくとも関東地域、特に東京はこの状態だと思います。それだけ医療がひっ迫しているということですね」と深刻な表情で話し、坂上は「自宅療養に舵を切るんであれば、僕はもうホント身近な人なのでより思っちゃうんだけど、何でもうちょっと整えてから…ってなんなのかったのかなってどうしても思っちゃうんだよね。いま東京で感染したらどうなっちゃうんだろうって…」と、やりきれない様子だった。

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