宝塚歌劇団が国歌斉唱 色鮮やかな着物、袴姿で閉会式の大役【衣装解説】
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「東京五輪・閉会式」(8日、国立競技場)
国歌斉唱は宝塚歌劇団が行った。
真風涼帆(宙組)、礼真琴(星組)、柚香光(花組)のトップスターら20人が、それぞれ各自で選んだ思い思いの着物、同劇団の正装である緑色の袴姿で登場。自衛隊により行われた国旗掲揚台を取り囲むように立ち、閉会式の大役を務めた。
【衣装解説】日頃は華やかな衣装を着けミュージカルやショーの舞台で活躍しているが、公式行事では宝塚歌劇団の正装にあたる緑の袴を着用する。
袴は日本の伝統的な衣装だが、宝塚歌劇団ではちょうど100年前に、当時の団員が買ってきた緑の袴が劇団創設者・小林一三の目にとまり、以来、緑一色で統一されてきた。
緑の袴の上には格式高い式典の場では黒紋付を、華やかな場では各自が選んだ思い思いの色物着物を着用する。
また通常髪の毛は、明るい茶色や役柄によってはブロンドにすることもあるが、今回は閉会式のために全員黒髪に染めて挑んでいた。