反対派「百害あって一利なし」大阪都構想の住民投票告示

 大阪市を廃止し、東京23区と同様に、4つの特別区(北区、中央区、天王寺区、淀川区)に再編する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票(11月1日投開票)が12日、告示された。大阪維新の会代表の松井一郎大阪市長(56)と、同代表代行の吉村洋文大阪府知事(45)は同市・なんばの街頭で第一声を上げ、松井市長はテレビ討論で反対派市議が放ったナゾ発言をネタに「吉村知事は宇宙人ではありません!」と絶叫。通行人を驚かせ、舌戦の火ブタを切った。

 「大阪都構想」に反対する自民党、共産党などは大阪市存続を訴えて批判を展開した。

 自民は大阪城公園で国会議員や地方議員約40人が「大阪市廃止にNO!」と書かれたTシャツを着てアピール。市議団の北野妙子幹事長は「本当に大阪市を廃止していいのか。住民サービスは落ちる」と主張した。

 “宇宙人”発言の共産・山中市議は市内で演説し「百害あって一利なし」「大阪市民が築いてきた貴重な財産が府に取り上げられ、何もできない半人前の自治体になる」と訴えた。立憲民主党も市内で辻元清美衆院議員らが都構想を批判した。

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