大阪府知事が批判「刑事司法は被害者の方を向くべき」「国民感覚とかけ離れてる」

 大阪府の吉村洋文知事がSNS投稿で、裁判員裁判が下した一審の厳罰判決が上級審で軽減された事例について「あまりに国民感覚からかけ離れてる」と批判した。

 吉村知事は2012年に大阪・ミナミで2人が無差別に刺殺された事件を指し、「この無念な遺族の声を聴くとやるせない。裁判員裁判は国民感覚を取り入れるはずだったのに、あまりに国民感覚からかけ離れてる。それなら裁判員裁判をやめればいい」と指摘。

 「日本の刑事司法はもっと被害者の方を向くべきだ。特に何の落ち度もない被害者。犯罪者側の権利に偏り過ぎだ」と主張した。

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