平昌冬季五輪の9日の開会式で舞台上に男が乱入するトラブルがあり、警察は12日までに、業務妨害の疑いで韓国系米国人の男(37)を摘発した。男の身元を大会組織委員会に伝え、五輪関連施設への出入り制限を検討するよう要請した。
警察によると男は一般のチケットで入場。観客席前方の柵を越え中央の舞台に侵入したとみられ、民謡「アリラン」の公演に乱入、手を振ったり写真撮影をしたりして公演を妨害した疑い。
大会組織委員会側に排除された男は、腹痛を訴え病院に運ばれた後、行方をくらませていた。10日に北東部の江陵にある五輪のアイスホッケー競技場付近にいるところを大会関係者が見つけたという。