吉本新喜劇で「乳首ドリル」などのネタで人気を博す吉田裕（３８）が、同じ新喜劇座員の前田真希（３８）と２２日に入籍することになり１８日、大阪・よしもと西梅田劇場で会見した。

　座員同士の夫婦となることで「新喜劇内の近い存在では、内場勝則さんと未知やすえさんのように、それぞれ多方面で活躍しながらも新喜劇で夫婦としてのネタもできれば」と理想像を挙げた。

　吉田によると２人はともに、２００５年の吉本新喜劇「第１個目　金の卵オーディション」に合格。同じフィールドで活動するうちに意気投合し、交際に発展した。前田の真面目な性格と、「調子に乗って酒飲みすぎたらあかんで」などと吉田を叱ってくれるところに人柄の温かさを感じたという。

　前田の面倒見の良い性格から、すでに結婚前から「かかあ天下」のような状況といい、吉田は「この間、新居の鏡を５０００円で買ったら、叱られた。彼女は３０００円くらいのものを考えていたようで」と頭をかいた。

　挙式・披露宴と新婚旅行は未定。前田は妊娠しておらず、仕事を続けるという。吉田は「相手は、子供が好きな子なので、２人くらいはほしい」と話した。また、前田が大先輩芸人の坂田利夫に「吉田裕と結婚します」と報告したところ「一般人か？」と返答。吉田の存在を分かっていなかったという。

　吉田はＮＳＣからお笑いコンビなどを経て、０５年「金の卵オーディション」に合格し、吉本新喜劇に入団した。「乳首ドリル」などのネタで人気を博している。前田は、お笑い芸人だったコメディＮｏ．１の前田五郎さんの長女。０５年の同オーディションで吉本新喜劇入りした。