弁護士・福山 殺人事件の真相に迫りきれず 離婚発覚の満島は問いかけに無言

あいさつする福山雅治=東京・TOHOシネマズヒルズ六本木(撮影・金田祐二)
ファンをバックに初日舞台あいさつを行った(左から)満島真之介、福山雅治、役所広司、広瀬すず=東京・TOHOシネマズヒルズ六本木(撮影・金田祐二)
トークで盛り上がる(左から)役所広司、福山雅治、広瀬すず=東京・TOHOシネマズヒルズ六本木(撮影・金田祐二)
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 歌手で俳優の福山雅治(48)が9日、都内で行われた主演映画「三度目の殺人」の公開初日舞台あいさつに登壇し、劇中の殺人事件の真相を共演の役所広司(61)に直撃した。

 福山は殺人事件の容疑者・三隅(役所広司=61)を担当する弁護士・重盛役。事件の真相がさまざまな形で捉えることができるため、観客はモヤモヤとほんろうされる形となる。

 劇中では重盛も三隅にほんろうされる形となるが、実際、福山には「本当はこうなんだよ」という内容は伝えられないまま撮影が行われたという。観客と同じようにモヤモヤが残っている福山は、壇上で役所に「本当のことを教えてください」とストレートに質問した。しかし、役所は「ぼくはだれも殺してないんですね」と含み笑いで答えるばかり。福山は「やっぱりきょうも教えてくれないんだ…」と頭を抱えていた。

 実は撮影期間中も、役所なら是枝裕和監督(55)から本当の設定を聞かされているだろうと直撃していたが、やはりごまかされていたという。是枝監督は「福山くんはどう思う」と逆質問で切り返すばかりだった。おかげで、福山の劇中でのうろたえた表情はリアルなものとなったが、胸のモヤモヤは最後まで晴れなかったようだ。

 なお、この日はほかに広瀬すず(19)、満島真之介(28)が登壇。離婚していたことを公表したばかりの満島は報道陣の呼びかけにも一切振り向かなかった。是枝監督は「第74回ベネチア国際映画祭」に参加しているため出席しなかった。

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