ジャニー社長が惜別エール「子供が成長…一番うれしい」3人のジャニーズ退所で

 元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)が8日、1987年入所から30年在籍したジャニーズ事務所を退所した。3人は今後、事務所に所属しないフリーの立場となり、各々でソロ活動を続けていくことが明らかになった。また、デイリースポーツなどの取材に応じたジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(85)は卒業する“息子たち”に、「子供が成長していくのが一番うれしい。僕は応援しますよ」と退社後も見守ると誓った。

 稲垣、草なぎ、香取の退社発表時に「S(すばらしい)M(MEMORIES)A(ありがとう)P(POWER)」と異例のコメントを公表したジャニー氏が柔和な笑みを浮かべながら、惜別のエールを送った。

 「ティーンエイジャーを過ぎたら、20代か、30代かと(ピークが過ぎたように周囲は)カウントするけど、それにプラスされる何かがあって、彼たちは卒業する」

 3人が40代まで一線で活躍した功績を称えた上で、「皆、それぞれ(卒業への思いが)あると思う」としみじみ。3人に突っ込まれる姿を想像して笑いもした。

 「僕は応援しますよ、今までと同じように。『何を言っているんだ。八十幾つになりやがって!』と思われるからいいたくない(けど)」

 3人が入所した30年前から親のように育ててきた。故マイケル・ジャクソンの日本公演に連れて行き、世界のエンターテインメントに触れさせた。88年結成のSMAPがコンサートで同じトークをすれば注意もした。厳しく育てたSMAPはバラエティー開拓、5大ドーム、国立公演、通算23回の紅白歌合戦出場と成長。国民的グループとして愛された。

 プロデュース業は「すごく生きがいのあること」と語るジャニー氏は、大きくなった“子供たち”に目を細める。

 「親のように付き合ってくれて、『成長したなあ』という気持ち。子供が成長していくのが一番うれしい」。

 直接、声は掛けなかった。「そんな野暮っちいことはしない。『頑張れよ!』なんて気持ち悪い」と以心伝心の仲を強調する。

 今後も、「自分で作り上げていく。そういう気構えがないと」と激励も忘れない。中居正広(45)、木村拓哉(44)を含む元SMAP5人には「年を取っても一生懸命やっている僕を見ろと。今の僕にはなれないけども、真似事ぐらいはしなさいってこと」。創造力豊かに個性を発揮することに期待した。

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