ASKAの「尿にお茶」は不可能…柔道・松本薫が明かすドーピング検査の実態

 リオ五輪柔道57キロ級銅メダルの松本薫(29)が31日、関西テレビで放送された「胸いっぱいサミット!大晦日2時間SP」に出演。スポーツ界のドーピング検査の実態を赤裸々に語った。

 覚醒剤取締法違反(所持)で逮捕され、今月19日に不起訴処分で釈放された歌手・ASKAが、任意の薬物鑑定の際、「尿の代わりにお茶を入れた」と主張していることに対し、松本は「ドーピング(検査)と同じにしたら、こんなごまかすことできないと思います」と断言した。

 アンチ・ドーピング機構によるドーピング検査は抜き打ちで徹底した厳格主義で知られる。トップクラスのアスリートは事前通告なしの競技外検査を受ける義務があり、テニスの伊達公子は2014年12月、就寝中に突然訪問され、検査に必要な90ミリリットルを出し切るまで、午後10時前から夜中の2時まで居座られ、ブログで怒りをぶちまけていた。

 松本はドーピング検査の際は(1)女性でも絶対座ることはできず、検査人に見えるよう立ったまま尿を出さないといけない (2)服は胸の位置までたくしあげること (3)ズボンは膝下まで下げること (4)洋服の腕の部分は完全にめくること (5)検査人に向かって尿を出し、検査人は尿が出てくるのをのぞきこんでしっかり確認する…など厳格なルールのもと、実施されていることを明かした。

 過去には「この中(服の腕の部分)にチューブを入れて(液体を)出す人とか、もちろん(尿のかわりに)お茶を出す人もあった」といい、「そういうことが本当にないように」するためのルールだという。

 ロシアでは組織的なドーピング隠しが問題となったが、どうやって逃れたのか?と聞かれると「(ドーピング反応が)出ないようにする薬があるんです」と明かしていた。

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