フジテレビ、取材対象に名義貸しの元記者に休職1カ月 役員らは減俸処分に
フジテレビが27日、報道局記者が取材対象者に不適切な取材をしていた問題で、該当の記者に休職1カ月の懲戒処分を下したと発表した。
同局の報道番組「みんなのニュース」内で、「報道局社会部の記者が、取材の過程で知り合った取材対象者から都内の高級飲食店で20回以上にわたり過剰な接待を受け、この取材対象者の依頼に応じ、車を購入する際、記者の名義を貸すなど不適切な取材活動を行っていた」と事実関係を報告した。
その上で、記者職から外している同社員を休職1カ月、報道担当の役員らを減俸、上司の部長をけん責と、それぞれ処分を下したと明らかにした。
同社企業広報部は、デイリースポーツの取材に、処分が報道の通りであると認めた。また、今後も引き続き社内調査も続けるとしている。