夜回り先生、黒石写真問題「責められるのは青森市」

 夜回り先生こと、教育評論家の水谷修氏が20日、TBS系「白熱ライブ ビビット」で、青森県黒石市長が、いじめ自殺した女子中学生が写った写真の市長賞をいったん取り消し、その後再び賞を与えた問題について言及。一番悪いのは「青森市」だと、亡くなった女性が通っていた学校がある青森市を非難した。

 番組では「黒石よされ写真展」で、いったんは市長賞に選ばれた写真の被写体がいじめが原因で自殺した女子中学生だったとして、同賞を取り消したが、抗議が殺到し、再び賞を授与した問題を取り上げた。

 これを受け、水谷氏は「ぼくは黒石市長もご遺族もどちらも責められない」とコメント。亡くなった女性の父親に対して「もし、いじめだとするなら、いじめを絶対なくしたいという思いで(写真を)出してくれた。ぼくはすごく感謝するし、尊いと思うし、頭が下がる」と訴えた。

 また“悪者”となっている黒石市側についても「黒石市長として、家族も特定され、顔も知られてしまうというのは避けたいという黒石市長の思いやり。今回は思いやりと(遺族の)優しさが、ぶつからないでクロスしてしまったことに誤解がある」と、決して悪意があったのではないと推測した。

 その上で「忘れちゃいけないのは、(女性が通った)学校は青森市。黒石市じゃない。青森市はいまだにいじめがあったのか、なかったのか。もしあったらその原因、背景は?防ぐことは出来なかったのか?何もしてない」と糾弾。「責められるのは青森市。何のコメントも出さない。早急に第三者委員会で明らかにして欲しい」と訴えていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス