「M系」自認の本木雅弘 西川美和監督に責められ「素敵」
俳優の本木雅弘(50)が5日、大阪市内で行われた主演映画「永い言い訳」(14日公開)の試写会に、西川美和監督(42)とともに出席した。2人は同作で初めてタッグを組んだが、本木は“相性”の良さを明かした。
年齢は8つ上だが「ついつい頼ってしまうんですよね」と現場での様子を明かした本木。続けて「(自身を指し示しながら)M系なのかな。で、(西川監督の方を向いて)S系なのかな」とちょうどいい関係であると解説した。さらに「監督の言葉巧みな感じが素敵なんですよ」と“言葉責め”も楽しんでいる様子だった。
2人はキャンペーンで同席することも多く、トークの息もぴったり。本木が「映画がもう完成してるのに、いまだに“あのシーンはどうだった”とかグジグジ言ってしまうんですよ」と語ると、西川監督は「面倒くさい人でしょ」とチクリ。壇上でも受けの本木と責めの西川監督という構図のやりとりが繰り広げられた。
映画は本木が「おくりびと」以来7年ぶりの主演を務める作品。突然のバス事故で妻を亡くした人気作家(本木)が、同じ事故で妻を亡くしたトラック運転手(竹原ピストル)とその2人の子供たちと出会うことで起きる心の揺れを描いている。