キンコン西野 初のビジネス書を発売 自身のライフスタイルに確固たる信念

 お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣(36)が、12日に自身初のビジネス書「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」(主婦と生活社)を発売した。アンチファンが多いことでも知られる、“好感度低い芸人”がつづった人生指南書。デイリースポーツのインタビューに応じて、批判を浴びることも多い自身のライフスタイルについて、確固たる信念を示した。

 バラエティー番組で嫌われ具合をイジられることが、西野にとってすっかり“持ちネタ”となっている。SNSでの炎上も日常茶飯事。6月にも肩書をめぐってアンチとぶつかった結果、ブログで芸人引退&絵本作家転身を宣言し、世間を騒がせたばかりだ。

 「僕が肩書を変えようが誰の生活にも影響しないはずなのに、怒ってる人がいて。仕事はひとつじゃないとダメというのは、時代に合ってない。いろいろしてたら『ナンパヤロー』とか言われるけど、仕事を掛け持つことは悪いことではないでしょう。肩書を越境するのをアウトとする風潮は危ない」

 過去に絵本を3冊手掛けて、海外で個展も開催。本業以外にこなす多岐にわたる活動が、非難の的になることもあるが、ポリシーは曲げない。「世間に『ああいう風に生きたい』とは思われてない」と自覚しつつ、新たな取り組みとして、人生を円滑にするヒントを詰め込んだビジネス書を出版した。

 目次の第1章は『向かい風はボーナスチャンス!』で、いかにも西野らしいテーマとなっている。「アクションを起こしたら、批判の声は上がるもの。何かを仕掛けようとしてるのに、ブレーキを踏んじゃってる人に届くといいですね」。お笑い界の“異端児”は著書でチャレンジ精神を後押ししている。

 リオでのメダルラッシュに日本列島が沸く中で、西野が“五輪改善点”を指摘した。「ボルト、めっちゃ足速いじゃないですか。でも、決勝はみんなが速いから、端のレーンに一般のおっさんを走らせてほしい。比較対象があれば、スピードがより伝わるでしょ!!」。同書の中では、箱根駅伝について「(ランナーを先導する)白バイのママチャリ化」を提案して、「超人を、超人たらしめるには、基準となる凡人の存在が必要不可欠」と持論を展開している。

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