松井維新代表、橋下氏出馬「ない」
東京都の舛添要一知事(67)は15日、政治資金流用問題などによる都政混乱の責任を取り、川井重勇都議会議長(68)に辞職願を提出した。都議会は同日午後の本会議で、辞職に全会一致で同意、21日付での辞職が決定した。辞職に伴う知事選は7月末か8月初めの見通し。各党は後任候補選びを本格化させた。
自民党では東京に地盤を持つ小池百合子元防衛相(63)や桜井氏を推す声があるが、桜井氏は総務省で記者団に「どこからも具体的な話はないが、出るつもりはない」と否定した。自民は支援した都知事が2代続けて辞職に追い込まれただけに「わが党は反省すべきで、後継者選びを主導すべきではない」との意見も出ている。
橋下徹前大阪市長(46)の動向も注目されるが、おおさか維新の会の松井一郎代表は前代表・橋下氏の出馬を「ない」と断言。馬場伸幸幹事長も「個人的見解だが、2万%ないだろう」とした。
民進党内では知名度の高い蓮舫代表代行(48)に期待する声がある。東京都世田谷区の保坂展人区長(60)の名前も出ている。保守系の長島昭久元防衛副大臣(54)に対しては、与党側にも出馬を望む意見がある。
2014年の都知事選で次点だった元日弁連会長の弁護士宇都宮健児氏(69)は取材に「結論は出していないが、前向きに検討している」と明かした。
