神田正輝コラム 優作さんとの日々

 【ナンダカンダで40年】僕のデビュー作となった日本テレビ系「大都会」の特集企画で石原裕次郎さんに関するお話をさせて頂きました。その連載も前週で終わりましたので、今回は“番外編”をお届けしましょう。「大都会PART2」で同僚刑事役として共演した松田優作さんとは、プライベートでも仲良くさせて頂きました。

 面白い人だったですね。表では強面(こわもて)なんだけど、実際はギャグの人でね。劇中のセリフは低音でしゃべっているんだけど、普段は笑うと高い声を出すんですよ。同い年なのに、役の上では彼が先輩でした。

 オフの日も一緒にいました。東京・代官山に彼のお気に入りのチャンポン屋さんがあってね。そこでチャンポン食べながらビール飲んで。それで「サウナ行こう」って必ず言うんですよね。優作はサウナが大好き。何かというと誘われて2人でよく行きましたよ。

 ドラマの中で8000リッターの水を入れたタンクローリーで暴走するシーンを撮影しました(※1978年2月28日放送の第48話「狙われた刑事」)。スタントなしで僕が運転して。優作は助手席に座って。当時、彼は車の免許を持っていなかったですから。

 下り坂でタンクの水が揺れて、車体が左右に振られるんですよ。僕はラリーやってたけど、あんなでかいのは乗ったことがない。中古のタンクローリーでブレーキも効かずに勝手に動いてた。優作は僕がわざとやってるのかと思ってるわけ。止まるに止まれなくて、気づいたら優作は外に出ていた。あの時は命がけの撮影でした。

 車と優作といえば、こんな話がありました。日活撮影所に行くと、僕が売った車が止めてあったんです。ナンバーもそのままで。確認したら、なんと、その持ち主は優作でした。マネジャーが運転していたんです。まったくの偶然でね。彼とは、何かと不思議な縁があったんですよ。

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