百田尚樹氏 2時間4分“劇場”証言

 百田尚樹氏
 車で引き揚げる百田尚樹氏=東京地裁(撮影・西岡正)
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 2014年に死去した歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64)の長女(43)が、たかじんさんの闘病生活を取り上げた作家・百田尚樹氏(60)の著書「殉愛」で名誉を傷つけられたとして、発行元の幻冬舎に出版差し止めなどを求めた訴訟の第9回口頭弁論が2日、東京地裁で開かれた。証人出廷した百田氏は、原告弁護人からの尋問に、感情を抑えきれず声を荒らげる場面もあった。

 同書がたかじんさんの妻の証言を中心に書かれ、長女への取材がなかったことを指摘されると「たかじんさんと娘さんの確執がメーンテーマではなく、たかじんさんの晩年の孤独がテーマ。(長女が)本当のことを言うであろうか、とも思いました」と説明。一部週刊誌に対して“圧力”をかけたとする疑惑には、「さっきからウソの質問して。何それ!?」とかみついた。

 本の帯にある『故人の遺志を継いで記す、かつてない純愛ノンフィクション』という宣伝文句を批判されると「帯は多少あおるもんじゃないですか」と反論。原告側に逆質問しようとして裁判長から制止されるなど、2時間4分の“百田劇場”の閉廷後は、ツイッターで「話し出したら止まらないんやもん、しゃあない。」とぼやいていた。

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