チョコレート成分のカカオが便通を改善

 血圧抑制や認知症予防、動脈硬化のリスク低減など、今や「チョコレートは健康にいい」というのは常識となっているが、帝京大学と株式会社明治による共同研究で、チョコレート成分による新たな健康効果が発見された。

 カカオに含まれるカカオプロテインが便通の改善に効果を発揮することが分かったという。このほど都内で行われた「チョコレート摂取による健康効果研究成果発表会」で、帝京大学理工学部の古賀仁一郎准教授が発表した。

 研究では、世界で初めて、カカオからカカオプロテインの抽出に成功。カカオプロテインは消化されにくいたんぱく質で、小腸で消化吸収されずに大腸に届くという特性がある。そのカカオプロテインを多く含む高カカオチョコレートを毎日25グラム、2週間摂取するという実験で、排便回数や便量の増加、便色の良化、腸内細菌の変化が認められ、カカオプロテインの継続的摂取で便通が優位に改善されたという。被験者の体重やBMIの変化はなかった。

 今、日本で便秘に悩む人は男性約160万人、女性約320万人ともいわれる。便秘になることで腸内で有害物質が生成され、さまざまな体調不良が引き起こされる。近年、大腸がんによる死亡率が増加しているが、便通の改善が大腸がんを抑えるとの報告もある。

 古賀准教授は「カカオプロテインを摂取することで、無理なく便秘が改善できる」とし「摂取により便秘や便秘にともなうストレス、大腸がんなどの健康リスクを下げる可能性がある」と結論付けた。

 健康志向の人が増える中、高カカオチョコレートを健康づくりに役立てる人が増えそうだ。

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