歌舞伎俳優・市川海老蔵（３７）の長男・堀越勧玄ちゃん（２）が、１１月の東京・歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎　十一世市川團十郎五十年祭」（１１月１～２５日千秋楽）で初お目見えすることが２日、松竹から発表された。

　公演は、海老蔵の祖父で、勧玄ちゃんの曾祖父にあたる十一代目市川團十郎さんにゆかりの深い演目を並べ、その功績をたたえる追善公演。言葉を覚える前から歌舞伎のＤＶＤを見て、所作をまねていたという勧玄ちゃんは、夜の部の舞踊「江戸花成田面影（えどのはななりたのおもかげ）」で“デビュー”、海老蔵と共に舞台に立つ。

　１９８３年３月に初お目見えした海老蔵は、自身のブログで喜びをつづった。この日が禁酒してちょうど１年という海老蔵は自分を称えながら、「今日の為に禁酒していたかのようなタイミング！本当に嬉しい」と禁酒１年と長男の朗報が重なったことに喜びいっぱいだ。

　２０１１年７月に誕生した長女・麗禾（れいか）ちゃんは２歳８カ月だった１４年３月の熊本巡業・八千代座公演で初舞台を踏んだ。１３年３月生まれの勧玄ちゃんも２年８カ月での登壇となり、海老蔵は「２歳と８カ月。まったく同じになったのも何かのご縁。本当に嬉しい」と感慨深げだった。