「アタック25」谷原 三代目の苦悩語る

 1975年に放送開始したABC・テレビ朝日系の視聴者参加型クイズ番組「パネルクイズ アタック25」(日曜、後1・25)の放送2000回記念大会(19日放送)の収録が大阪市内で行われた。

 故児玉清さんが75年から36年間、司会を務め「アタックチャーンス!」のフレーズでもおなじみの名物番組。今年4月から3代目司会を担当している俳優・谷原章介(42)が、回答者として桂文枝、神田正輝、関根勤、古田敦也氏らが出演した記念大会を進行した。

 終了後に会見した谷原は「2000回目。回答者が豪華すぎて、どっと疲れが出ました」。拳を握りしめての「アタックチャンス!」のポーズは、まだ自己流の型が定まっていないというが「最近は街中でおばさま方がポーズをとりながら『見てるわよ!』と言ってくださいます」と笑顔で語った。

 軽妙な話術で、クイズとオセロを組み合わせた番組を盛り上げる“アタック司会”の伝統について「まだ3カ月。試行錯誤しているところです。通常は回答者が一般の方なので、何か問いかけても返事が返ってこないことも多く、返ってこないことを想定して落としどころまで考える必要があります」と進行の難しさを痛感しているという。

 「児玉さんはミスター・アタックですし、答えられなかった回答者に『なぜそこを間違える!』と言って盛り上げたり。あれは児玉さんしか言えないんでしょうね。その境地に行きたいですが、まだまだふがいないことばかりです」。

 11年4月から2代目司会を務めたのABC・浦川泰幸アナについても「パネル取りが白熱したときの、ハイテンションで、朗々と立て板に水の如くの語り口調は、さすがアナウンサーだなと」と先輩陣から、なんとか学び取ろうとしている。

 「“三男坊”はもがくものなんでしょうけど、先輩方の偉大さにつぶされないよう精一杯、愛される番組を作っていきたいです」

 司会を担当する以前から「もともとオセロが好きで、ネットで楽しんだりしてましたし、雑学も、つまんないウンチクを語るのが好きな嫌みな性格をしておりますもので。できるところまで(司会を)続けさせていただきたい」と同番組への愛着を語った谷原。「最近は家族でクイズ番組を見ることも増えました。アタックの問題は7割弱くらいは正解できてますかね。たぶん(出場したら)予選は通過できる」と笑わせていた。

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